SenseTalkによるシステム情報へのアクセス
diskSpace関数
振る舞い
ディスク上の使用可能な空き容量のバイト数を返します。
使用場面
diskSpace()関数は、ファイルシステム上の使用可能な空き容量(バイト単位)を調べるときに使用します。
パラメータなしで呼び出された場合、diskSpace()関数は現在の作業フォルダのあるファイルシステム上の空き容量(バイト単位)を返します。パラメータ(既存のファイルまたはフォルダの名前)が与えられた場合、diskSpace()関数はそのファイルまたはフォルダのあるファイルシステム上の空き容量を返します。
例
put diskSpace() into spaceRemaining
if diskspace is less than a Megabyte then
put "You have less than a megabyte of space remaining!"
end if
if diskSpace("/Volumes/sparky") is less than 1000 then
put "Less than a thousand bytes left on /Volumes/sparky!!"
end if
技術トピック |
構文:the diskSpace {of ファイルまたはフォルダ} diskSpace(ファイルまたはフォルダ) diskSpace(ファイルまたはフォルダ) |
ファイルまたはフォルダを指定しない場合、diskSpace()関数は現在の作業フォルダ(the folderグローバルプロパティによって示されるフォルダ)が格納されているボリューム上の使用可能容量を返します。 |
EggPlantVersion関数
例:
log the eggPlantVersion
パラメータ:なし。
挙動:使用しているeggPlant Functionalのバージョン番号を返します。
env関数
振る舞い
env関数は、SenseTalkの実行環境によって与えられる環境変数にアクセスします。
使用場面
特定の環境変数の値を取得するときは、1パラメータにその環境変数の名前を与えてenv()を呼び出します。全環境変数を格納したプロパティリストを取得するときは、パラメータなしでenv()を呼び出します。
例
put env("Home") into homeFolder
put env() -- 利用可能なすべての情報を表示します
技術トピック |
構文: the env {of 変数名} env(変数名) |
hostAddresses関数
振る舞い
hostAddresses関数は、SenseTalkが実行されているホストコンピュータの全IPアドレスのリストを返します。
使用場面
hostAddressesは、ローカルホストの全ネットワークIPアドレスを検出する際に呼び出します。
例
put item 1 of the hostAddresses into myIPAddress
技術トピック |
構文: the hostAddresses hostAddresses() |
hostName、hostNames関数
振る舞い
hostName関数は、スクリプトが実行されているマシンの標準ホスト名を返します。hostNames関数は、既知のホスト名の全リストを返します。
使用場面
hostNameまたはhostNamesは、ネットワーク上でローカルホストが判別されるような名前を検出する際に呼び出します。
例
put the hostName into localName
技術トピック |
構文:the hostName hostName() the hostNames hostNames() |
machine関数
振る舞い
SenseTalkが実行されているコンピュータのマシンハードウェア種別を返します。
使用場面
machineは、マシンハードウェアプラットフォームを判定する際に呼び出します。
例
if the machine is "i386" then put "Intel" into hardwareType
技術トピック |
構文: the machine machine() |
OSInfo関数
振る舞い
OSInfo関数は、SenseTalkが実行されているマシンのオペレーティングシステムに関する各種情報アイテムを含んだプロパティリストを返します。
使用場面
OSInfoは、ホストオペレーティングシステムについての情報を調べる際に呼び出します。
例
put the OSInfo
技術トピック |
構文: the OSInfo OSInfo() |
platform関数
振る舞い
platform関数は、SenseTalkが実行されているホストオペレーティングシステムの名前(「MacOS」、「Linux」など)を返します。
使用場面
platformは、SenseTalkのホストプラットフォームに基づいた意思決定を行う際に呼び出します。
例
if the platform is "MacOS" then exit script
技術トピック |
構文:the platform platform() |
processInfo関数
振る舞い
processInfo関数は、内部でスクリプトを実行しているプロセスについての情報(名前、パラメータ、プロセスID)を含んだプロパティリストを返します。
使用場面
processInfoは、スクリプトを実行しているプロセスの識別情報を取得する際に呼び出します。
例
put the processInfo
技術トピック |
構文: the processInfo processInfo() |
processor関数
振る舞い
processor関数は、SenseTalkが実行されているホストコンピュータのプロセッサ種別(「x86」、「Power Macintosh」など)を返します。
使用場面
processorは、ローカルホストのCPU種別を判定する際に呼び出します。
例
put the processor into CPUType
技術トピック |
構文: the processor processor() |
systemInfo関数
振る舞い
systemInfo関数は、SenseTalkが実行されているシステムに関する各種情報を含んだプロパティリストを返します。
使用場面
systemInfoは、ローカルホストの情報(搭載されているメモリの量やプロセッサのバイトオーダーなど)を調べる際に呼び出します。
例
put the systeminfo's memorySize /1 GB into gigaBytes
if systemInfo().NativeByteOrder is "Big-Endian" then swap
技術トピック |
構文:the systemInfo systemInfo() |
systemVersion関数
振る舞い
systemVersion関数は、SenseTalkが実行されているホストコンピュータ上のオペレーティングシステムのバージョン番号を返します。
使用場面
systemVersionは、スクリプトが実行されているOSのバージョンを確認するときに使用します。
例
if systemVersion() begins with "10.5" then put "Leopard!"
技術トピック |
構文: the systemVersion systemVersion() |
userInfo function
振る舞い
userInfo関数は、SenseTalkが実行されているユーザーアカウントに関する各種情報を含んだプロパティリストを返します。
使用場面
userInfoは、ログインしているユーザーについての情報(FullName、ShortName、HomeDirectoryなど)を取得する際に呼び出します。
例
put the userInfo's FullName into fullName
set the folder to userInfo().HomeDirectory
技術トピック |
構文: the userInfo userInfo() |
version、long version、senseTalkVersion、buildNumber関数
振る舞い
これらの関数はそれぞれ、アプリケーションの現在のバージョン番号(数値)、長い形態のバージョン(さらなる情報を含んだ文字列)、使用中のSenseTalkエンジンのバージョン(数値)、現在のビルド番号(整数)を返します。
使用場面
これらの関数は、使用中のアプリケーションまたはSenseTalkのバージョンを特定するときに使用します。個別の機能が利用可能かどうかを判断し、利用可能でない場合には使用を避けるといった場合に便利です。
例
if version() >= 2.0 then useAdvancedFeatures
put the long version
if the senseTalkVersion < requiredVersion then exit all
put buildNumber() into latestBuildUsed
技術トピック |
構文: the {long} version version() the senseTalkVersion senseTalkVersion() the buildNumber buildNumber() |