「it」について
参考のため、itの値を変更するコマンドと構文要素を以下に挙げます。次のコマンドは、値を返す通常の方法として、itの値を必ず設定します。
- answer
- ask
- get
- post
- read
次のコマンドは、使われ方によってはitの値を設定することもあります。一般に、次の各コマンドに渡される値がコンテナ(変数など)であれば、そのコンテナの中身が直接変更されます。渡される値がコンテナでないもの(リテラル値や式など)であれば、it内に結果が返されます。
- convert
- join
- replace
- sort
- split
さらに、repeat with eachコマンドでは、特定のループ変数を与えないときの最もシンプルな形においてitを使用します。
repeat with each...(変数を与えない場合)
ここに挙げたいずれかのコマンドによってitの値が暗に設定されるときは、参照ではなく通常の変数として設定されます。itがそれまで参照だった場合、参照先コンテナとの結び付きは、設定前に解除されます。