SenseTalkにおけるローカルプロパティとグローバルプロパティ

SenseTalkにおけるローカルプロパティとグローバルプロパティは、実行環境の振る舞いを決定するシステムワイドな値です。これらの特殊なプロパティは、本質的には、そのプロパティで利用できるオプションを設定するための、決まった値を受け入れるコンテナです。

例えば、the strictFilesなどの単純なグローバルプロパティでは、機能の有効/無効を決めるtrueまたはfalseだけを値として取り得ます。この他、the timeFormatなどのプロパティでは受け入れ可能な値のリストは広がり、そのデータ型に設定できるフォーマットを定義します。

SenseTalkには、ローカルハンドラの環境だけに影響を与えるローカルプロパティと、実行時環境全体に影響を与えるグローバルプロパティがあります。加えて、Eggplant Functional向けに特別に定義されたグローバルプロパティであるEggplant Functionalグローバルプロパティ実行オプショングローバルプロパティも用意されています。

利用可能なローカルプロパティとグローバルプロパティのリストは、下記のページで確認できます。

SenseTalkコマンドでグローバルプロパティを使用する

グローバルプロパティの値は、SenseTalkスクリプト内で設定や変更を行うことができます。実際には、スクリプトごとに値を変更したり、さらには1つのスクリプト内で何回も値を変えたりすることが可能です。

グローバルプロパティの値を設定するときは、SenseTalkコマンドのSetPutが使用できます。

注:それぞれのグローバルプロパティを参照するときは、プロパティ名の前にtheを用いて、通常の変数と区別しなければなりません。

例:

set the searchrectangle to (1,2,2,3)

put 2 into the remoteworkinterval

追加情報は、コンテナプロパティをご覧ください。

SetOptionやSetOptionsを用いてグローバルプロパティを使用する

通常は、上述のようにsetまたはputコマンドを使ってグローバルプロパティ値を設定するのが一番簡単な方法と思われますが、 他にもSetOptionコマンドやSetOptionsコマンドを利用することもでき、一度に複数のプロパティを更新することが可能です。

グローバルプロパティ値の設定にこれらのコマンドを使用するときは、グローバルプロパティ名の前にtheは入れません。(SetOptionおよびsetOptionsコマンドはパラメータ値にグローバルプロパティしか取らないため、theを付けて区別する必要がありません。)

一度に複数のグローバルプロパティを設定するときは、setOptionsコマンドを使います。通常リストを渡すときと同じように、グローバルプロパティリストを括弧に入れて渡します。

例:

setoption searchrectangle, (1,2,2,3)

setoptions (searchrectangle: (1,2,2,3), scriptlogging: yes)

ヒント:すべての設定を各デフォルト値に戻すには、パラメータOriginalSettingsを使ってSetOptionsを呼び出します。

コマンドについての詳細は、SetOption、SetOptionsコマンドをご覧ください。

GetOption()およびGetOptions()関数

getOption()およびgetOptions()関数が返すのは、グローバルプロパティの値(getOption)、またはグローバルプロパティのリスト(getOptions)です。あらゆる関数の場合と同じように、単独のグローバルプロパティやグローバルプロパティのリストは括弧で囲みます。

例:

put getOption (searchrectangle)

put getOptions (searchrectangle, scriptlogging)

コマンドについての詳細は、GetOption()、GetOptions()関数をご覧ください。

 

This topic was last updated on 2月 01, 2019, at 11:13:23 午前.

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