eggPlant Functionalインタフェースおよび実行オプションの操作
ここに挙げるコマンドと関数は、eggPlant Functional GUIのオプションを設定したり、スクリプト実行オプションを変更したりするためのものです。
PauseScriptコマンド
例:
PauseScript
パラメータ:なし。
挙動:次のコマンドの前に、スクリプトの実行を一時停止します。スクリプトは、続行、ステップ送りまたは中止が手動で行われるまで、停止したままになります。詳しくは、Runウィンドウをご覧ください。
注:eggPlant Functionalがコマンドラインから実行されているときは、このコマンドは作用しません。
SetOption、SetOptionsコマンド
例:
SetOption ShouldRepositionMouse:yes
例:
SetOptions(searchRectangle:("FormUpperLeft","FormLowerRight"), NextKeyDelay:.1, RemoteWorkInterval:.2)
パラメータ:1つまたは複数のグローバルプロパティと、その変更結果の値。詳しくは、SenseTalkにおけるローカルプロパティとグローバルプロパティをご覧ください。
挙動:現在のスクリプトの実行オプションの値を変更します。
GetOption()、GetOptions()関数
例:
log GetOption()
例:
put GetOption(scriptLogging)
例:
log GetOptions(TextOptions)
パラメータ:なし、または1つもしくは複数のグローバルプロパティ、またはグローバルプロパティグループ。
グローバルプロパティグループ:
- RunOptions:実行オプショングローバルプロパティに説明されているプロパティ。
- TextOptions: CurrentTextPlatformおよびTextPlatforms。
- OtherOptions:CommandLineOutput、ImageUpdate、ScriptAnimation、ValidateSuccessfulSearches、ValidateImageFoundおよびScriptTracing。
戻り値:指定したグローバルプロパティの値またはグローバルプロパティリスト。例:
(defaultCaptureScreenSize:"", defaultScale:"", enableBackslashEscapeCodes:"False", forceScreenRefresh:"False", hotSpotScaling:"Inner", imageSearchCount:"7", imageSearchDelay:"0.3", keyDownDelay:"0.001", mouseClickDelay:"0.02", mouseDoubleClickDelay:"0.01", mouseDragSpeed:"10", mouseMoveDelay:"0.01", mouseMoveMode:"0", mouseMoveSpeed:"0", mouseRepositionSpeed:"0", nextKeyDelay:"0.1", preciseImageTolerance:"1", remoteWorkInterval:"0.2", scaleMultiplier:"1", sendShiftForCaps:"True", shouldRepositionMouse:"False", standardImageTolerance:"45", swipeSpeed:"40")
挙動:与えられたグローバルプロパティの現在の値を返します。
ヒント:パラメータ値を渡さない場合、GetOptionおよびGetOptionsが返すのは、全実行オプショングローバルプロパティとその現在値のリストになります。詳しくは、SenseTalkにおけるローカルプロパティとグローバルプロパティをご覧ください。
Hide RunWindow、Show RunWindowコマンド
例:
Show RunWindow
例:
Hide RunWindow
パラメータ:なし。
挙動:Runウィンドウを表示または非表示にします。
注:eggPlant Functionalがコマンドラインから実行されているときは、このコマンドは作用しません。
ヒント:スクリプトの実行を注視する必要のないときはHideコマンドを使ってRunウィンドウを閉じ、確認したい実行部分についてはShowコマンドを挿入してRunウィンドウを表示することができます。
Hide RemoteWindow、Show RemoteWindowコマンド
例:
Show RemoteWindow
例:
Hide RemoteWindow
パラメータ:なし。
挙動:Viewerウィンドウを表示または非表示にします。(スクリプトの実行中はViewerウィンドウが見える状態でなくても構いません。)
注:eggPlant Functionalがコマンドラインから実行されているときは、このコマンドは作用しません。
ヒント:SUTに対するスクリプトの実行を注視する必要のないときはHideコマンドを使ってViewerウィンドウを閉じ、確認したい実行部分についてはShowコマンドを挿入してViewerウィンドウを表示することができます。
RunningFromCommandLine()関数
例:
Log "Running from command line?:"&&RunningFromCommandLine()// 文字列とRunningFromCommandLine()からの戻り値とを連結し、それをログします
例:
params DebuggingMode // このパラメータはtrueまたはfalseの形で渡されます
if RunningFromCommandLine() and DebuggingMode then// RunningFromCommandLineとDebuggingModeがともに等しく「true」であるかをチェックします
TraceScreen On // デバッグ用のTraceScreenをオンにします
set the ImageUpdate to "Auto" // the ImageUpdateグローバルプロパティをAutoにします。これにより、一致診断でImageNotFoundが出た場合に、画像/OCRのアップデートを自動的にキャッシュできます
SetOption ValidateImagefound, true // ImageFoundがfalseを返したときにImageUpdateをトリガーすることができます(デフォルトではfalse)
end if
例:
put ("ManchesterCity","CrystalPalace","LeicesterCity","SwanseaCity") into teamList // サッカーチームのリストをteamListという変数に格納します
if not RunningFromCommandLine() then
// answerコマンドにより、スクリプト用のチーム入力を人が手動で選択するためのダイアログが提示されます。answerコマンドが有効になるのはeggPlant GUIが使用されている場合だけです
answer "Which Premier League Football team would you like to target?" from list teamList// RunningFromCommandLineが「false」を返した場合にのみ、このコマンドが実行されます
put it into team
else
put any item of teamList into team // RunningFromCommandLineが「true」を返した場合は、teamListからチームがランダムに選択されます
end if
TypeText team
例:
// このコードは、スクリプトがGUIから実行されているときにだけ、他の人にスクリプトのデモを行うために、eggPlantの動作スピードを下げます
if RunningFromCommandLine() is false
set the MouseMoveSpeed to 6 // MouseMoveSpeedを調節して、SUT上でマウスカーソルが位置間をジャンプするのではなく滑らかに動くようにします(デフォルトでは0)
set the NextKeyDelay to .08
set the RemoteWorkInterval to 2.2
end if
パラメータ:なし。
挙動:スクリプトの実行がコマンドライン呼び出しによって開始された場合はyesを、スクリプトがGUIインタフェースを通じて実行されている場合はnoを返します。
HighlightRectangleコマンド
例:
HighlightRectangle((FoundImageLocation(), FoundImageLocation() + (50,10))
例:
HighlightRectangle(ImageLocation("AnchorUpperLeft"),ImageLocation("AnchorLowerRight")),(duration:10 seconds))// 2つの画像のImageLocation()を基に矩形を定義します
パラメータ:1つの矩形値。オプションで、持続時間の値を付け加えます。
挙動:指定の矩形をViewerウィンドウ内で赤くハイライト表示します。持続時間を指定すると、その指定の時間数が経過した後にハイライト表示が消えます。HighlightRectangleを選択部分として実行している場合、またはAd Hoc Doボックス内で実行している場合は、持続時間の指定は作用しません。
関連:
OpenSuiteおよびCloseSuiteコマンド(非推奨)
注:これらのコマンドは非推奨です。新しいスクリプトの作成時は、InitialSuitesおよびFinalSuitesをお使いください。ほとんどすべての場合、the InitialSuitesグローバルプロパティを変更してスイートにアクセルする方が、OpenSuiteコマンドを使用するよりも好都合です。InitialSuitesによって開かれるスイートは、画像およびスクリプトリソースのチェックが必ず最初に行われるスイートで、チェックは常に渡されたその順番で行われます。OpenSuiteコマンドによって開かれるスイートは、実行中のスイートの後にチェックされ、そのOpenSuitesのチェック順は予測できません。