実行オプションのグローバルプロパティ
これらのグローバルプロパティは、
以下に記す実行オプションのプロパティに加えて、SenseTalkにはEggplant Functionalのアプリケーション固有の追加プロパティも含まれており、これは一般的に、アプリケーション環境によるSenseTalkスクリプトの作動状況に影響を与えます。
これらの値は、Eggplant > Preferencesの後でRunタブを選択することで、Eggplant FunctionalのRun環境設定の一部として設定できることに注意してください。スクリプト内のプロパティの値を変更すると、その実行時の値に影響が及びますが、アプリケーション環境設定で設定された値は変化しません。
ローカルプロパティとグローバルプロパティの使用に関する一般情報は、SenseTalkにおけるローカルプロパティとグローバルプロパティを参照してください。
AutoImageUpdateDiagnostics
値:DynamicTolerance(ダイナミック許容値)、AlternateTypes(代替タイプ)、ScalingSearch(拡大縮小検索)、DiscrepancySearch(不一致検索)、CropEdges(端クロップ)、OCRSearch(OCR検索)、PriorLocation(前の位置)、OriginalLocation(元の位置)
デフォルト:実行環境設定の診断タブの自動画像診断セクションで設定されている値を使用します。ただし、環境設定パネル内で実施した変更は、アプリケーションを再スタートするまでデフォルト値には反映されないことに注意してください。
挙動:AutoImageUpdateDiagnosticsは、画像アップデートパネルの自動更新オプションを使用する場合に、画像検索にどの検索診断を使用するかを決定します。このグローバルプロパティを使用して、特定の検索に関するスクリプト実行内の診断を必要に応じて変更できます。
各検索診断の機能に関する情報は、画像診断選択を参照してください。画像アップデートパネルに関する情報は、画像アップデートパネルを参照してください。
例:
set the AutoImageUpdateDiagnostics to(DynamicTolerance, AlternateTypes, ScalingSearch, DiscrepancySearch, CropEdges, OCRSearch, PriorLocation, OriginalLocation)
例:
put the AutoImageUpdateDiagnostics into OrigSettings // グローバルプロパティの現在の設定を変数「OrigSettings」に格納します
set the AutoImageUpdateDiagnostics to (OriginalLocation) // グローバルプロパティの設定を変更します
click "oContacts" // 新しい診断設定を使用して検索アクションを実行します
set the AutoImageUpdateDiagnostics to OrigSettings // グローバルプロパティを変数から元の設定に戻します
関連:
AutoOCRUpdateDiagnostics
値:CaseSensitive(大文字・小文字を区別する)、IgnoreSpaces(スペースを無視する)、TextDifference(テキストの差異)、ValidCharacters(有効な文字)、ValidWords(有効なワード)、DPI、Language(言語)
デフォルト:実行環境設定の診断タブの自動OCR診断セクションで設定されている値を使用します。ただし、環境設定パネル内で実施した変更は、アプリケーションを再スタートするまでデフォルト値には反映されないことに注意してください。
挙動:AutoOCRUpdateDiagnosticsは、OCRアップデートパネルの自動更新オプションを使用する場合に、OCRテキスト検索にどの検索診断を使用するかを決定します。このグローバルプロパティを使用して、特定の検索に関するスクリプト実行内の診断を必要に応じて変更できます。
各検索診断の機能に関する情報は、自動OCR診断選択を参照してください。OCRアップデートパネルに関する情報は、OCRアップデートパネルを参照してください。
例:
set the AutoOCRUpdateDiagnostics to(CaseSensitive, IgnoreSpaces, TextDifference, ValidCharacters, ValidWords, DPI, Language)
例:
put the AutoOCRUpdateDiagnostics into OrigSettings // グローバルプロパティの現在の設定を変数「OrigSettings」に格納します
set the AutoOCRUpdateDiagnostics to (CaseSensitive, ValidCharacters)
click text:"Testplant"
set the AutoOCRUpdateDiagnostics to OrigSettings //グローバルプロパティを変数から元の設定に戻します
関連:
ForceScreenRefresh
値:TrueまたはFalse。
デフォルト:False。
挙動:ForceScreenRefreshは、各コマンドの後でEggplant FunctionalがViewerウィンドウを再読込するかどうかを決定します。
例:
SetOption ForceScreenRefresh, true
注:ForceScreenRefreshにより、スクリプトの実行が大幅に遅くなるため、これが必要になることはめったにありません。ただし、多数のスクリーンアーティファクトを生成するSUTや、VNCサーバーを介して適切に表示されないソフトウェアを実行するSUTにおいては役に立つ場合があります。
ImageSearchCount
値:正の整数。
デフォルト:7
挙動:ImageSearchCountは、Eggplant Functionalが画像を検索しているViewerウィンドウをスキャンする回数を決定します。WaitForを含む画像検索を実行する場合は、Eggplant FunctionalはImageSearchCountに従って、自動的にImageSearchDelayを調整します。ImageSearchTimeグローバルプロパティを使用して、画像またはテキスト(OCR)検索セクションの検索時間を変更することもできます。
注:ImageSearchCountを1に設定すると、画像検索が現在のViewerウィンドウだけを検索し、ImageSearchDelayや画面の再読み込み、マウスの再設置が無視される結果となります。この設定は、最も速く検索を実行できる方法ですが、失敗することがよくあります。
注:WaitForコマンドおよびWaitForプロパティを使用すると、単一の画像検索向けにImageSearchCountを間接的に設定できます。Eggplant Functionalアプリケーションは、WaitForで指定された時間内に、ImageSearchDelayで指定された頻度でできるだけ多くのスキャンを組み込みます。
例:
SetOption ImageSearchCount, 3 //WaitForを介してImageSearchTimeが上書きされていない画像検索について、画像検索内のスキャン数を3に設定します
例:
SetOption ImageSearchCount, 5 // ImageSearchCountを5に設定し、これにより、ImageSearchDelayが間接的に0.36に変更されます
WaitFor 10, "Dialog" // 0.36のImageSearchDelayに基づき、画像を28回スキャンします
例:
set ISC to the imageSearchCount // imageSearchCountの現在の値を変数に格納します
set the imagesearchcount to 1 // ImageSearchCountを1に設定します
repeat until imagefound(image:"Footer") // imagefound()関数の実行ごとに、画像を1回だけスキャンします
if the repeatIndex is 10 then throw "Image not found", "Footer not found when scrolling." // 画像の表示に時間がかかりすぎる場合は、repeatループを終了するための手段、実行を中止するための手段、スクリプトを失敗させるための手段としてエラー処理を提供します
SwipeUp // 画像が検出されない場合は、画面を上にスワイプします
end repeat
set the imageSearchCount to ISC // ImageSearchCountを元の値に戻します
例:
Click (ImageName:"Done_button", waitFor: 2 minutes) // スキャン(=120/ImageSearchDelay + 1)を実行し、端数を切り下げて整数にします
例:
WaitFor 10, "Done_Button" // スキャン(=10/ImageSearchDelay + 1)を実行し、端数を切り下げて整数にします
注:0のwaitFor値は、ImageSearchCountを1に設定するための特別な値です。
例:
repeat until imagefound(image:"Footer",waitFor:0) // スクロールアクションを実行する前に、画像を1回だけスキャンします
if repeatIndex() = 7 then throw "Image not found", "Image not found when scrolling." // 許容可能な回数の反復後も画像が検出されない場合は、repeatループを終了するためのエラー処理を提供します
SwipeUp
end repeat
関連:
ImageSearchDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.3
例:
挙動: ImageSearchDelayは、画像の検索間の待ち時間を決定します。
例:
Set the ImageSearchDelay to .6
例:
Set the imageSearchDelay to 0.1 // スキャンの頻度を高めて、過渡的なエレメントが確実に検出されるようにします。Eggplant Functionalはこの頻度でエリアの検索を試みますが、エリアが広かったり、画像コレクションを検索する場合などは、自動的にこの頻度を調節し、各スキャンがコンプリートされるようにします
WaitFor 1, (imageName:"RedLight", searchRectangle:("SignalUpperLeft","SignalLowerRight")) // 検索エリアを画面のサブセットに制限し、より低いimageSearchDelayが可能になるようにします
関連:
ImageSearchTime
値:時間(秒単位)。
デフォルト:1.8
挙動:失敗を報告する前に、Eggplant Functionalが画像検索またはテキスト(OCR)検索に費やした大体の時間を決定します。本プロパティは、ImageSearchCountとImageSearchDelayの影響を受けます。
注:実際の検索時間は、ImageSearchTimeによって指定される時間よりも長くすることができます。例えば、ImageSearchTimeに0.3、ImageSearchDelayに0.3を利用すると、通常は2回のスキャンの実行に十分であり、2回目のスキャンは0.3秒後に始まります。その後、0.3秒経ってしばらくしてからそのスキャンを終了します。また、ImageSearchTimeを0.3、ImageSearchDelayを0.3に設定する場合は、Eggplant Functionalは常にスキャンを2回実行しようとしますが、画面サイズや画像コレクションが大きいなどの要因によって各スキャンにImageSearchDelayの0.3秒よりも長くかかる場合は、それらの要因に対処するためにスキャン頻度が自動的に増え、全体でImageSearchTimeの0.3秒よりも長い時間が検索に費やされます。
注:実際の検索時間は、ImageSearchTimeによって指定された時間よりも短くすることもできます。例えば、ImageSearchTimeに0.5、ImageSearchDelayに0.5を利用すると、最大で2回のスキャンを開始するには十分な時間であり、その3回目のスキャンは0.6秒経たないうちに開始できます。2回目のスキャンの実行に0.2秒未満しかかからない場合は、全体の検索時間を0.5秒未満とすることができます。
例:
Set the ImageSearchTime to 5
関連:
ImageUpdateDiagnostics
値:StandardSearch(標準検索)、DynamicTolerance(ダイナミック許容値)、AlternateTypes(代替タイプ)、ScalingSearch(拡大縮小検索)、DiscrepancySearch(不一致検索)、OCRSearch(OCR検索)、PriorLocation(前の位置)、OriginalLocation(元の位置)、CropEdges(端クロップ)
デフォルト:実行環境設定の診断タブの画像診断セクションで設定されている値を使用します。ただし、環境設定パネル内で実施した変更は、アプリケーションを再スタートするまでデフォルト値には反映されないことに注意してください。
挙動:ImageUpdateDiagnosticsは、画像アップデートパネルの手動更新オプションを使用する場合に、画像検索にどの検索診断を使用するかを決定します。このグローバルプロパティを使用して、特定の検索に関するスクリプト実行内の診断を必要に応じて変更できます。
各検索診断の機能に関する情報は、画像診断選択を参照してください。画像アップデートパネルに関する情報は、画像アップデートパネルを参照してください。
例:
set the ImageUpdateDiagnostics to(StandardSearch, DynamicTolerance, AlternateTypes, ScalingSearch, DiscrepancySearch, CropEdges, OCRSearch, PriorLocation, OriginalLocation)
関連:
KeyDownDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.001
挙動:KeyDownDelayは、SUTに送られるキーダウンイベントとキーアップイベント間の待ち時間を決定します。
注:KeyDownDelayは、KeyDownコマンドとKeyUpコマンド間の待ち時間を管理しません。RemoteWorkIntervalを利用すると、KeyUpとKeyDown間の待ち時間に影響を及ぼすことができます。
ヒント:KeyDownDelayのデフォルト設定の値は非常に速く、特定のウェブブラウザやアプリには速すぎる場合もあるため、TypeTextコマンドと一緒に使用する文字をSUTが受け取らないことがあります。KeyDownDelayを調節してSUTに適した速度にすることで、SUTが見落とす文字のないようにすることができます。KeyDownDelayで解決しない場合は、NextKeyDelayの使用を試します。
例:
SetOption KeyDownDelay, .05
例:
set the KeyDownDelay to .1 //各キーを0.1秒押下した後で解放します
TypeText "www.yahoo.com",return // キーダウンイベントとキーアップイベントの両方をTypeTextコマンドに組み込み、リターンキーを含む特定の文字列内の各キーがKeyDownDelayの影響を受けるようにします
関連:
MouseClickDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.02
挙動:MouseClickDelayは、SUTに送られるmouseDownイベントとmouseUpイベント間の待ち時間を決定します。
ヒント:MouseClickDelayのデフォルト設定の値はかなり速く、特定のアプリには速すぎる場合もあるため、デフォルト値を使用するクリックまたはタップにアプリが応答しないことがあります。MouseClickDelayをSUTに適した速度に調節することで、SUTがクリックまたはタップイベントを認識するようにすることができます。
例:
set the MouseClickDelay to .5
MouseDoubleClickDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.01
挙動:MouseDoubleClickDelayは、SUTに送られるダブルクリックの最初のクリックの終了(mouseUpイベント)と2回目のクリックの開始(mouseDownイベント)間の待ち時間を決定します。
ヒント:MouseDoubleClickDelayのデフォルト設定の値はかなり速く、特定のアプリには速すぎる場合もあるため、デフォルト値を使用するダブルクリックまたはダブルタップにアプリが応答しないことがあります。MouseDoubleClickDelayをSUTに適した速度に調節することで、SUTがクリックまたはタップイベントを認識できるようにすることができます。
例:
Set the MouseDoubleClickDelay to .004
MouseDragSpeed
値:0以上の数値。
デフォルト:10
挙動:MouseDragSpeedは、ドラッグコマンド中にSUTのマウスが動く速さを決定します。この値は、Eggplant Functionalが手順ごとにSUTのマウスをドラッグするピクセル数を表します。(手順と手順の間は、MouseMoveDelay値の長さだけ休止します。)
例:
Set the MouseDragSpeed to 12
例:
setOption mouseDragSpeed, 5 // Eggplant Functionalが手順ごとにSUTのマウスをドラッグするピクセル数を(デフォルト値から)削減します
Drag "ItemtoDrag"
Drop "DropLocation"
setOption mouseDragSpeed, 10
関連:
MouseMoveDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.01
挙動:MouseMoveDelayは、SUT上でマウスが移動する手順と手順の間の待ち時間を決定します。
例:
Set the MouseMoveDelay to .06
関連:
MouseMoveMode
値:0、1または2
デフォルト:0
挙動:MouseMoveModeは、マウスをある場所から別の場所へ動かす場合にマウスがとる経路を決定します。オプションは以下の通りです。
- 0:マウスは直線的に動きます。
- 1:マウスは最初は水平方向に、次に垂直方向に動きます。
- 2:マウスは最初は垂直方向に、次に水平方向に動きます。
注:MouseMoveSpeedの値が0の場合は、マウスは次の場所へ即座にジャンプし、MouseMoveModeの値は無関係となります。
例:
SetOption MouseMoveMode, 1
例:
Click "ObjectsMenu"
put the MouseMoveMode into MMM
set the MouseMoveSpeed to 10
set the MouseMoveMode to 2 // mouseMoveSpeedが0から変更されているため、mouseMoveModeを2に設定するとマウスカーソルは最初は垂直に、その後水平に動いてそれぞれの新しい場所に移動します
Moveto "Circles"
Moveto text:"Radius"
Click "Value"
set the MouseMoveMode to MMM
set the MouseMoveSpeed to 0
関連:
MouseMoveSpeed
値:0以上の数値。
デフォルト:0
挙動:MouseMoveSpeedは、SUTマウスがViewerウィンドウ内を動く速さを決定します。この値は、Eggplant Functionalが手順ごとにSUTのマウスを動かすピクセル数を表します。(手順と手順の間は、MouseMoveDelay値の長さだけ休止します。)
デフォルト値の0の場合は、マウスは現在位置から次の地点までワンステップでジャンプします。
ヒント:一部のシステム(特に特定のLinuxシステム)やアプリケーション(Flashアプリケーションなど)、VNCテクノロジ(特にKVM-over-IPデバイス)は、デフォルトのMouseMoveSpeed値において、マウスの追跡や認識に苦労する場合があります。このような環境では、値を10から開始して適切に作動する値を検出するまで、必要に応じて値を減らしていきます。逆に10だと遅すぎる場合は、SUTがマウスを追跡できなくなる手前まで、マウスの動く速さをチェックしながら値を増やしていきます。
例:
SetOption MouseMoveSpeed, 10
関連:
NextKeyDelay
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.01
挙動:NextKeyDelayは、SUTに送られるキーストローク間の待ち時間を決定します。
例:
SetOption NextKeyDelay, .08
例:
set the nextKeyDelay to .1
TypeText "812903812903801983012830912830912830193801238"
関連:
the OCRUpdateDiagnostics
値:StandardSearch(標準検索)、CaseSensitive(大文字・小文字を区別する)、IgnoreSpaces(スペースを無視する)、TextDifference(テキストの差異)、ValidCharacters(有効な文字)、ValidWords(有効なワード)、DPI、Language(言語)
デフォルト:実行環境設定の診断タブのOCR診断セクションで設定されている値を使用します。ただし、環境設定パネル内で実施した変更は、アプリケーションを再スタートするまでデフォルト値には反映されないことに注意してください。
挙動:OCRUpdateDiagnosticsは、OCRアップデートパネルの手動更新オプションを使用する場合に、OCRテキスト検索にどの検索診断を使用するかを決定します。このグローバルプロパティを使用して、特定の検索に関するスクリプト実行内の診断を必要に応じて変更できます。
各検索診断の機能に関する情報は、OCR診断選択を参照してください。OCRアップデートパネルに関する情報は、OCRアップデートパネルを参照してください。
例:
set the OCRUpdateDiagnostics to(StandardSearch, CaseSensitive, IgnoreSpaces, TextDifference, ValidCharacters, ValidWords, DPI, Language)
関連:
RemoteWorkInterval
値:時間(秒単位)。
デフォルト:0.7
挙動:RemoteWorkIntervalは、スクリプトから次のイベントを送る前にタスクを実行するのに、EggPlant FunctionalがSUTに許可する最短時間を決定します。この設定は、SUTとやり取りする総合的な速度を管理する重要なタイミングパラメータとなります。
例:
SetOption RemoteWorkInterval, 1
例:
set the remoteworkinterval to .1 // 各アクション間(Click、TypeText)で許容される最短の遅延時間を0.1秒に短縮する
Click "FirstNameField"
TypeText "Bob"
Click "LastNameField"
TypeText "Anderson"
Click "AgeField"
TypeText "33"
SendShiftForCaps
値:Yes、Always、Never。
デフォルト: Yes
挙動:SendShiftForCapsは、大文字をSUTに送るのにShiftKeyDownを使用するかどうかを決定します。
- Yes:修飾キーのパラメータを含まないコマンド内で大文字を入力するのにシフトキーを送ります。例えば、TypeText AltKey & "S"は、シフトキーを送ると結果がAlt+sからShift+Alt+sに変化するため、大文字のSを生成するのにシフトキーを送りません。しかし、TypeText "Seattle"の場合は、大文字のSを入力するのにシフトキーを送ります。
- Always:大文字がTypeTextパラメータ内にある場合は、常にシフトキーをSUTに送ります。
- Never:大文字を入力するのにシフトキーを送りません。(ただし、ShiftKeyパラメータを明確に渡すことで、シフトキーを送信できます。)
例:
Set the SendShiftForCaps to yes
ShouldRepositionMouse
値:Trueまたはfalse。
デフォルト:False
挙動:ShouldRepositionMouseは、画像検索中にSUTマウスがViewerウィンドウの右下隅(またはRepositionPointの座標)まで動くかどうかを決定します。(マウスを再配置することで、画像が隠れてしまうことを防ぐことができます。)ShouldRepositionMouseは、ポップアップメニューやツールチップなど、ユーザーが検証しているUIエレメントが隠れてしまう恐れのあるマウスオーバーイベントがある場合に、特に関連があります。
例:
Set the ShouldRepositionMouse to True
例:
setoptions (shouldrepositionmouse:true,repositionpoint:(10,10)) // 1つのコマンド内でShouldRepositionMouseを有効化し、RepositionPointを座標位置(10,10)に変更します
WaitFor 5, "DesktopIcon"
例:
set the shouldrepositionmouse to true // shouldrepositionmouseをfalseに設定すると、カーソルはポップアップメニューを作成するアカウントメニューのエレメントの上をホバリングし続け、UIの一部が見えなくなる結果となります。この挙動により、検索する次のエレメントが隠れてしまう可能性があります。これをtrueに設定すると、画像またはテキスト(OCR)をエレメントの最初のスキャンで検出できない場合に、Eggplant Functional はカーソルを自動でRepositionPoint(デフォルトでは画面の右下隅)まで動かすことが可能になります。
Click "UniversalMenu_Account"
Click "Account Details"
StandardImageTolerance、PreciseImageTolerance
値:0~255の整数。
デフォルト:
StandardImageTolerance:45
PreciseImageTolerance:1
挙動:これらのグローバルプロパティは、EggPlant Functionalが許容差検索あるいは精度検索のタイプ基準とマッチするとみなすのに、画像の色がViewerウィンドウの色に類似している必要がある度合いを決定します。(この値は、画像のRGB値とそれに対応するViewerウィンドウの場所の値との差を表します。)
注:デフォルト値は、ほとんどの状況に適合します。現実的な値は0から100の範囲ですが、値80から多くのマッチングにミスが起こり始めます。
例:
Set the StandardImageTolerance to 50
例:
SetOption PreciseImageTolerance, 4
SwipeSpeed
値:0以上の数値。
デフォルト:40
挙動:このグローバルプロパティは、スワイプイベントが発生するときの速度を管理します。この値は、Eggplant Functionalが手順ごとにSUTのマウスをドラッグするピクセル数を表します。
例:
Set the SwipeSpeed to 3
例:
put the SwipeSpeed into SS // 現在のSwipeSpeedを変数に格納します
put 10 into the SwipeSpeed
SwipeUp
put SS into the SwipeSpeed // SwipeSpeedを変数に格納されている値に戻します
SwipeLeft
例:
set the swipespeed to 2 // 各スワイプを短くして、スワイプ動作をもっと予測できるようにします
repeat until imagefound(image:"MenuOption",waitFor:0) // WaitFor:0により、Eggplant Functionalにデフォルトの7回ではなく、画像を1回だけスキャンするように伝えます
//repeatループを4回実行する場合は条件付きステートメントを使用して例外を投げ、実行を終了します
if the counter is 4 then // repeatループの何回目の反復が実行中かチェックします
throw "Image not found.", "Image not found while scrolling."
end if
SwipeUp
wait 2 //スワイプ後にしばらくの間待って画面を落ち着かせます
end repeat
set the swipespeed to 40 // swipespeedをデフォルトの40に設定します